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ブラックマーキング

ブラックマーキングとは、レーザーによるマーキング法の一種です。

一般的なレーザーマーキングは材料表面を剥がす、削る、変色させるなどの方法で視認性を得ています。
このマーキングにはCO2レーザー、LD励起固体レーザー、ファイバーレーザー等のナノ秒レーザーが使用されています。レーザー出力にもよりますが、レーザーマーカーのコストパフォーマンスに優れ様々な業界で使用されています。

ブラックマーキングとはステンレスやアルミなどの材料に対してピコ秒やフェムト秒などの短パルスレーザーを用いることで、材料表面の熱損傷を限りなく抑えつつ材料の性質を変えずに視認性の高い黒色発色を得る方法です。ブラックマーキングは耐腐食印字とも呼ばれ、視認性の高さや薬品等での洗浄にも強いことから、特に医療機器への印字用に採用されています。

なぜブラックマーキングなのか?

ブラックマーキングが注目される理由の1つとして米国FDAのUDI(Unique Device Identification)規制というものがあります。
FDAでは医療機器等(医療機器および体外診断用医薬品)にバーコードを表示するUDI規制が既に施行されており、清浄・消毒・滅菌を繰り返す機器や、生命維持装置、延命装置で複数回再処理して使用される装置はUDIの永久表示が必要とされています。

これまでのナノ秒レーザーによる印字では、長期間の使用や清浄、消毒、滅菌を繰り返すうちに腐食したり、退色するという懸念がありましたが、ピコ秒レーザーによるブラックマーキングではこれらのリスクを大きく低減できます。
日本国内においては、UDIはまだ法令化されていないものの、医療機器等へのGS1バーコードは既に義務化されており、ブラックマーキングが注目されています。

ブラックマーキングにおすすめのレーザー

レイチャーシステムズでは、ブラックマーキングに適したレーザーシステム(光源)を取り扱っております。
米国Photonics Industries International 社製レーザーシステムは出力安定性やパルス安定性、また堅牢性に優れたレーザーシステムです。用途に対する有効性はもちろん製品として信頼性のあるレーザーシステムです。


ピコ秒レーザー

RXシリーズ

RXレーザーシステムは、特許取得済みのpulse selection技術により世界中で数百台の納入実績がある産業用ピコ秒レーザーRGシリーズから誕生した新型コンパクト・ピコ秒レーザーシステム(短パルスレーザーシステム)です。

レーザーヘッドとレーザー電源を一体型にしたオールインワン構造により、同クラスのピコ秒レーザの中では最小、最軽量な点が特長です。

 


 

お客様のご要望に合わせてレーザーシステムのみのご提案、マーキングシステムを構築するためのガルバノスキャナーや制御機器を含めたマーキング装置など様々な提案が可能です。

ぜひお気軽にお問合せください。

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Photonics Industries International

最大150W 産業用ピコ秒レーザー

RXシリーズ

RXレーザーシステムは、特許取得済みのpulse selection技術により世界中で数百台の納入実績がある産業用ピコ秒レーザーRGシリーズから誕生した新型コンパクト・ピコ秒レーザーシステム(短パルスレーザーシステム)です。

波長 1064nm532nm355nm特徴最大150W カテゴリーピコ秒レーザー
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