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【ステンレス（SUS）加工×レーザー】バリ・酸化を抑えた精密金属加工技術

ステンレス（SUS）は耐食性・強度・加工性に優れた金属材料で、医療機器、精密機械部品、電子デバイス、建材などあらゆる分野で使用されています。高反射性を持ち、熱伝導率も比較的低いため、熱加工時の制御が難しい素材のひとつです。

本ページでは、ステンレス（SUS）加工におけるレーザーの優位性、適したレーザー発振器の選定ポイント、そして当社独自のサポート体制についてご紹介します。

ステンレス（SUS）加工におけるレーザーの優位性

非接触加工で変形や工具摩耗なし

薄板SUSや精密パーツの加工においても、機械的な力がかからないため高い再現性と安定性が得られます。

バリ・酸化を抑えた加工が可能

短パルスレーザー＋アシストガス（N₂、Arなど）との併用により、酸化や溶け上がりを抑えたシャープなエッジ加工が実現できます。

微細加工やトリミングにも対応

小径穴あけ、狭ピッチスリット、エッチング代替加工など、工具では難しい微細加工に対応可能です。

推奨レーザーと特長

ピコ秒グリーンレーザー（波長532nm）

超短パルスによる“コールドアブレーション”で、SUSの表面への微細パターン形成や精密トリミング加工に最適。熱影響が極めて少なく、微細構造の加工で高い再現性を発揮します。

ピコ秒UVレーザー（波長355nm）

熱変形・酸化を限界まで抑えた超精密加工に対応。極薄SUS材（t<0.1mm）や高密度開口の加工に最適で、バリ・再溶融なしの美しい断面品質が得られます。

ナノ秒グリーンレーザー（波長532nm）

可視域での吸収性が高く、薄板や表面処理済みのSUSへのマーキング・薄膜除去加工に有効。熱影響を抑えつつ、安定した加工品質が得られます。

ナノ秒UVレーザー（波長355nm）

紫外波長による高い集光性と吸収率により、微細スリットや高精度な穴あけが可能。熱影響部（HAZ）が小さく、バリや酸化のないシャープな加工エッジを実現。

詳しい仕様・スペックにつきましては、下記製品ページをご覧ください。

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UVレーザー製品ページへ
グリーンレーザー製品ページへ

ステンレス加工におすすめのレーザー

米国Photonics Industries 社は、イントラキャビティ高調波固体レーザーの先駆者として、高出力・高調波のレーザーシステムとアプリケーションの開発に取り組むメーカーです。加工用途で多数の導入実績を誇る「ピコ秒レーザーRXシリーズ」「ナノ秒レーザーDXシリーズ」をラインナップしています。

RXシリーズ　

レーザーヘッドとレーザー電源を一体型にしたオールインワン構造により、同クラスのピコ秒レーザの中では最小・最軽量を誇り、様々な加工機・生産ラインでの導入実績があります。

高いパルスエネルギーを発振することが可能で、ビームを分割して複数のワークステーションに同時に供給することができるため、最高の生産性とコストパフォーマンスを実現します。24時間/365日運転に使用可能な安定性を持ち、様々な微細加工（マイクロマシニング）生産ラインで使用される装置組み込み用レーザーに最適です。