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テラヘルツ時間領域分光法

テラヘルツ時間領域分光とは、テラヘルツ波の波形を直接測定することによって得られる電磁波の電場の時間波形をフーリエ変換し、電磁波のスペクトルを得る分光法です。

テラヘルツ波は光と電波の中間領域(波長では30μm~3mm、周波数では0.1~10THz帯域)に位置し、光と電波の両方の性質を持った電磁波です。
テラヘルツ波は周波数が高すぎるため電気的に発生させることが出来ず、レーザーを用いて光学的にテラヘルツを発生・検出が困難でしたが、近年、フェムト秒パルスレーザーと光アンテナを用いることでテラヘルツ波を発生・検出できる技術が開発されました。

この技術を「テラヘルツ時間領域分光」と呼び、科学、セキュリティー分野、産業分野での非破壊検査や医療分野での品質・特性評価など様々な市場において活躍が期待される技術です。

 

テラヘルツ時間領域分光法におすすめのレーザー

英国最大手のレーザーメーカーであるNovanta(Laser Quantum)社は、世界中の研究機関における理化学用途や生産装置組み込み用といった工業用途など、幅広い分野にその製品が採用されています。全てのモデルがインターネット回線を介してエンジニアがリアルで診断/調整を行うことが出来る機能を有しており、非常にメンテナンス性に優れています。


geccoシリーズ

従来のテラヘルツ時間領域分光法に適しています。
なお、従来のテラヘルツ時間領域装置では光学遅延に可動ステージを用いていますが、Laser Quantum社では2台のフェムト秒レーザーを用いたASOPS(ASynchronous OPtical Sampling、非同期光サンプリング)システムも製造しており、可動ステージを必要とせず、1スキャン/100μ秒という高速測定を可能としています。


Tera-SED

Laser Quantum社製問わず、既にフェムト秒レーザーをお持ちのお客様がお使い頂ける大面積テラヘルツエミッターTera-SEDもございます。大面積の為、増幅された高出力レーザー光にも対応可能です。


 

Laser Quantum社ではフェムト秒レーザーや大面積テラヘルツエミッターの他に、超短パルスレーザー用光学系やこれら全てを組み合わせたテラヘルツ分光器をラインナップしています。

 

レーザー詳細仕様のご説明、お客様のご用途/ニーズにあわせてレーザーシステムのご提案を致しますので、お電話(03-3351-0717)もしくはお問合せフォームよりお気軽にお問合せください。

条件に一致する製品は3件あります

Novanta(Laser Quantum)

80MHz スタンダード フェムト秒レーザー

gecco One

独自のセルフスタート、モードロックのモニター及びメンテナンスシステムを非常に堅牢なメカニカルデザインのレーザーヘッドに組み込んでいる非常に安定したフェムト秒レーザーシステムです。

波長 780~860nm特徴<20 fs@>600mW カテゴリーフェムト秒レーザー
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