POM(ポリアセタール)へのレーザーマーキング加工事例|視認性・量産性改善
使用装置は高速UVレーザーマーカー SAMURAI(波長 355nm)です。
◎UV光(355nm)による「コールドマーキング」の優位性
SAMURAIが採用する355nmのUV(紫外線)レーザーは、「コールドマーキング」と呼ばれる加工原理に基づいています。これは、熱エネルギーで材料を溶かしたり焦がしたりするのではなく、高い光子エネルギーによって材料の分子結合を直接切断する光化学反応を利用するものです。マーキング視認性不足・溶け/変色・量産再現性の課題を、レーザー条件の最適化により改善した実績を紹介します。
このプロセスにより、被加工物への熱入力が最小限に抑えられます。その結果、POMのような熱に弱い材料に対しても、溶融や変色といった熱ダメージを一切与えることなく、シャープで高コントラストな印字が可能です。この「ダメージレス」な仕上がりは、製品の品質と美観を高いレベルで維持します。
POM(ポリアセタール)レーザーマーキングでよくある課題
- マーキングの視認性が弱く、文字/記号が見えにくい
- 条件によって溶け・変色が発生してしまう
- 量産時の再現性に不安がある
- マーキング速度が遅く、さらに生産効率を上げたい
- POMへのマーキングだけでなく、金属の加工向けにもレーザーで処理しようとすると複数台のレーザーが必要になる
■ ご提案内容(レーザー条件の最適化)
- レーザー出力・周波数・スキャン速度条件の再設定
- POM材に適したエネルギー密度への最適化
- 複数テスト加工による最適パラメータ選定
- レーザー発振器の専門商社の強みを生かし、より高出力なレーザーにて速達化
- 1台で異なる波長を照射できるレーザーにより、1ラインでマーキングも加工も対応
■ 導入後の効果と成果
- マーキング視認性が大幅に向上
- 溶け・変色の発生を抑制し外観品質が安定
- 量産加工における条件の再現性が確保
- これまでの2~3倍の生産速度によるコストカットの実現
- イニシャルコストや設置スペースの削減
■ まとめ
POM(ポリアセタール)へのレーザーマーキングでは、条件最適化による視認性と外観品質の安定化が重要です。
当社ではレーザー詳細仕様のご説明、お客様のご用途/ニーズにあわせてレーザーシステムや加工装置のご提案を致しますので、
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